【FX裁量取引Tips】自分の判断よりルールを優先させる(ティルトを避ける)

アヒトです。

裁量取引という言葉から矛盾してしまっている表現なのですが自分の判断・意見よりも取り決めたルールや手法を優先させた方が良いです。

「上がる or 下がる」を当てることに着目すると誰にでも参加可能なゲームになります。誰にでもできてしまう上に運がよければ一定数の人が勝ててしまうという傾向にあります。適当に売り買いしても45~50%程度の勝率に落ち着くので半年~1年程度利益がでるというのは適当な売買でも利益が出る方向に偏る形になります。特にスタートダッシュを決めると1年ぐらい勝ち組にいるなんてこともザラなのではないでしょうか。

僕の場合ですとEAを稼働させていて「自分が考えたロジック(ルール)」より「その時の自分の判断」を優先させて考えてしまう場合が多々あります。しかし、多くの場合においてロジック(ルール)の方が正解に近くなります。ただし、自分の判断により、より良い結果が出てしまう場合があることから、ルールの方が正しいことに気づかない場合もあります。

例えば、次のようなシチュエーションなかったでしょうか?(ない人はすでに勝てているのではないでしょうか。)

<利益が出ている時にしてしまう違反>

  • エントリー時の利食いポイント前に決済してしまう。
  • トレンドに乗れていることに気が付かず押し目で利益が減り決済してしまう。
  • 取引のリスクリワードではなく目先の利益を優先してしまうため、取引毎の期待値が下がってしまう。

 

<損が出ている時にしてしまう違反>

  • 損失をカバーするために注文時の計画にない追加発注(ナンピン)をしてしまう。
  • 損切ポイントに近づいていってジリジリ動いていると戻りそうな気になって損切ポイントをずらしてしまう。

 

<損失確定後にしてしまう違反>

  • ストップロス後に同じ方向でリベンジ取引をしてしまう。負けた取引を継続してしまう。
  • 損失確定後にロット数を上げて負け分を取り戻そうとしてしまう。
  • 特別なイベント(今の取引が人生をかけた勝負)のように誤解して一世一代の勝負に出てしまう。

 

後半の方になると、頭に血が上りルールもなにもあったものではありません。取引が優先されて基本的なエントリールールも守っていないのではないでしょうか。

アンカリング効果や瞬間的な値動きに対する恐怖から誤った判断をしてしまうことが多く、その判断にあった情報を集めて取引の根拠に仕立て上げてしまうことがあります。そんな時に自分の判断で取引して、損が確定した場合にティルト状態におちいる可能性が高くなります。

これは、FX取引をするうえで最も避けなければならない状態です。個人投資家の多くがFXから退場する場合、コツコツ負けて退場するというケースはまれで、(ティルト状態→大きなロットで取引)のコンボからドカーンと負けるというのが定石のように思います。

 

よって、「自分のは何よりルールを優先」させることで「ティルト状態を避ける」を目指し退場を回避するというのが何よりも大事になってくるわけです。

別の方法でメンタルを維持する(瞑想とか運動とか食事とか)ことや強靭なメンタルを手に入れることができればそれでも良いかもしれませんね。

 

では

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