【FX裁量取引Tips】トレンドの終焉の探し方

アヒトです。

一般的には、初心者の方に逆張りはあまり推奨されていませんね。

トレンドに乗って損小利大を求めるには順張りの方が良いとされています。「順張り」「逆張り」とは視点とする時間軸により全く逆になるので一概に言えるものではない。狙っている値幅に対して順張りでやった方が良いという話ですね。
※そもそも、シナリオを立てていないという状況だとこの話すら無意味なのですが。。

1分足や5分足のトレンド(波)を狙っている人が順張りしていると、乗り遅れてしまう可能性が高いため15分足や30分足での順張りで1分や5分足で逆張りという考え方になるのかもしれません。

この狙い方をしている時に重要になるのがトレンドの終焉の探し方ということになると思います。僕の考える終焉の迎え方です。※基本的にトレンドがコロコロ変わる短期足のものも含まれるし信頼度が低いものも含まれます。

事前的なものから事後的なものまでありますが、どれもだましが連続している時やある程度長い時間をかけて構成しているチャートパターン・波形の時に信頼度が増してくるという感覚です。【事後的なもの】が出現した場合でももみ合ってすぐにトレンド再開なんてこともあります。

  1. ダイアゴナル【事前的なもの】
    エリオット波動的にはトレンドの終焉(5派とか)で発生しやすい波形ですね。高値を更新して安値は切り上がっているのにも関わらず、高値の更新割合より安値の切りあがりの割合の方が大きい波形の形を指しますね(上昇トレンドの場合)。上値が重いとか言ったりします。この波形は強いトレンド中に時間調整をしている場合でも出てくるので、信じるとさらに上にばいーんと持っていかれますので、過信禁物というのが重要ですね。
  2. MACDダイバージェンス【事前的なもの】
    MACDのダイバージェンスは、ロウソク足の高値が更新されているのにも関わらず、MACDの値が切り下がっている事象ですね(上昇トレンドの場合)。これも信頼度は高くないのですが複数回連続してでる場合があり信頼度が上乗せされます。あとは、ダイバージェンス自体は有効なのですが反転するまでにある程度時間がかかる点も注意が必要です。5分足で複数回のダイバージェンスを観測してもすぐに反転せずにうわ抜け後に大きく下がるという動きをすることも多々あります。
    ダイバージェンスなどは大きな上昇の後にフラッグ波形などがでると出てくるのでMACDを見る必要はないかもと思ったりします。
  3. プライスアクション【転換中~事後的なもの】
    三尊系やダブルボトム、ピンバーやインサイド(アウトサイド)バーといったプライスアクションもあります。こちらは転換中から事後的なものになるため、成立した時点でもう遅いということもあります。また、短期足では極めて信頼度が低いという性質もあるので単品ででた場合にはあまり気にする必要はありません。
  4. ダウ理論的に反転【事後的なもの】
    ダウ理論的には、押し安値を割った場合にトレンド終わりとなってますね。当然、トレンドの定義を否定しているので当たり前のことなのですが、『だまし』ということも多々ありますのでその後にトレンド再開ということも多々あります。大切なのは【事後的なもの】であってもトレンドが終焉してもすぐにトレンドが再開する可能性もあるということです。トレンドの継続期間が保証されていないので当たり前といえば当たり前なのですが。。。
  5. レジサポ転換【事後的なもの】
    レジサポ転換もトレンド転換後で後の祭りではあるのですが、強力な終焉サインですね。これは、ある程度抵抗として成立しているサポートラインを割った後にサポートラインがレジスタンスラインとして成立した場合に完全にトレンドは終わったと判断できます。ダウ理論のトレンド判断で終焉は確定しているのですがレジサポ転換により、次のトレンドの足場が作られたというイメージになります。

トレンドの終焉は明確なものがなく、確度があがれば上がるほど後の祭り、(特に短期足においては)次のトレンドの終焉間地かであったり、リスクリワード(を含む期待値)の合わない取引になってしまったりします。

つまり、トレンドの終焉のシナリオを立ててよいポイントを探っていく恰好になるのではないでしょうか。

では

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